こんにちは。
千葉県鎌ケ谷市で障害者グループホームを運営している、代表の小林です。
当グループホームでは、知的障害、精神障害、発達障害などのハンデのある方の共同生活の援助、自立へのご支援をさせていただいております。
今日は、知的障害をお持ちの方へのサポート方法を紹介したいと思います。
今回、このような記事を書くに至った理由は、知的障害のお子様を持つご家族さまから一番多い質問だからです。
幼少の頃より、大事に育てられたお子さんは、しっかりとした考えのあるグループホームに入れたいと思っています。
その想いに応えられるよう、弊社では、3つのことを主に気をつけて運営をしています。
それは、
①その人を気にかける
②分かりやすく伝える
③低きに流さない
1つづつご説明したいと思います。
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①その人を気にかける。
グループホームの世話人(スタッフ)をしていると、家事や掃除などせわしない毎日となります。
家事に集中してしまうと、入居者の変化を見逃してしまい、結果、不穏な状態が続いてしまうことが多いようです。
とくに、話たい時に、スタッフが時間が取れず、そのままになってしまうと、言いたいことが言えず、ストレスとことが多いようです。
なので、私たちのグループホームでは、『気にかけ』という言葉をキーワードにして、スタッフ全員が入居者さんへの声かけを大事にしています。
「○○さん、最近、調子はどう?」
「今日の作業所は楽しかった?」
「何か困っていることはない?」
などなど。
家事よりも、気にかけを大事にし、入居者さんにスポットライトが当てられればと思います。
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②分かりやすく伝える
私たちは、障害があってもなくても、同じように付き合い、普通の生活ができるよう支援することが求められています。
とはいえ、知的障害のある方とない方と同じような伝え方をしても、同じ結果にはなりません。
例えば、「このお皿洗っておいて」と言っても、しっかり洗える人もいれば、洗い残しのある方もいます。
なので、スポンジには、このくらいの量の洗剤をつけて、下の部分はこうやって洗って、上の部分はこうやって洗ってと分かりやすく伝える必要があるのです。
伝えるには、声で伝える方法のほかに、紙に書いて伝える方法もあります。
図解にして伝えたり、話すことを紙書くことも求められています。
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③低きに流さない
私たちのご支援の一番の使命は、自立のご支援になると思っています。
自立といっても、一人暮らしを目指してグイグイ行こうぜ!という訳ではなく、それぞれの方の最大限の能力が発揮できる状態が自立ではないのかな?と思っています。
なので、『自分でできることは自分でやる』ということは自立に向けた第一歩であるはずです。
障害があると知ると、あれもこれもやってあげたくなる気持ちを抑えて、洗濯は自分でやる。洗濯機の使い方が分からなければ、教えていく。
人は、障害がある、ない、関係なく、楽をしたくなる生き物です。低きに流れない仕組み作りをしていければと思っております。
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弊社では、上記3点を主に大事にし、グループホーム運営をしています
まとめると、
①その人を気にかける。
②分かりやすく伝える
③低きに流さない
知的障害があっても関係ない!
楽しく、生きがいのある人生を送ってもらえれば幸いです。
本日の現場からは以上です!
小林の頭の中でした。