何事も最初が肝心

鎌ケ谷市障害者グループホーム

こんにちは。

近所のラーメン屋に行ったら、昼食の減少はあまりないが、夕方以降のお客さんが激減していると聞き、早くこの状況がなんとかならないかなぁーと思っている代表の小林です。

さて、コロナ感染症における緊急事態宣言によって、混沌とした状態が続いています。

コロナの蔓延を防ぐのか、経済を優先させるのか?

ネットを叩くと、陰謀論なんてものもでてきます。

どの人が本当のことを言っていて、どの人がウソを言っているのかは分かりません。

情報に惑わされてしまうと不安になるし、自分を見失うことになってしまいますよね。

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このような状況なので、なるべく外にでることをやめ、普段できないことをしています。

それは、本を読むことです。

昨日から『技法以前 べてるの家のつくりかた』という本を読んでいます。

1984年に北海道に設立された社会福祉法人の奮闘記が書かれています。

主に、うつ病や統合失調症などの精神疾患を抱えた方の支援を行われており、私たち福祉に携わるかたのバイブル的な本ではないでしょうか?

読み進めていると、『自助』という言葉が目に飛び込んできました。

支援をしている者からすると、「この人を何とかしたい。」という気持ちになることが多いと思います。

しかし、『自助(自分が自分のことを助ける)』という気持ちがある方の支援をしない限り本来の支援にはならないというものでした。

例えば、野球が嫌いな子どもに、いくら野球の練習を教えても育つことはないのと一緒です。

本人がやる気になっていないのに、「良くしていきましょう。」と支援をしても意味がないのです。

とはいえ、自分を助けようと思えていない方も多くいらっしゃると思うし、そもそも精神疾患を抱えている時は、そんなことを思えることも少ないと思ったんです。

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では、そこで何が必要なのか?というと、『最初が肝心』ということだと思います。

例えば、私どものグループホームに入居をする時には、事前に、ご本人のカウンセリングを行います。

過去どんなことがあって、今はどういう気持ちでいるのか?未来はどのようにしていきたいか?

などを膝を突き合わせてお話しします。

そこでは、グループホーム生活での目的が見えてきたり、お仕事(作業所)での目標ができたりしていきます。

そうすると、自然と自助(自分で自分を助ける)の精神が生まれてくるのかな?とも感じてくるのです。

人は誰しも強い者はいません。

助け合っていければと思います。

今日の小林の頭の中でした。