支援の立ち位置を決める。

こんにちは。

ここ3ヶ月で4キロの体重減。体が軽くなってきている、代表の小林です。
お菓子を控えると、痩せていくようです。
どれだけ食べていたんだ!とツッコミが来そうですが・・・。

グループホームでの入居さんから「前のグループホームでは食器を洗っているときに、後ろで見張られていました。」

とボッソと言われました。

はじめは、何を言っているんだろう?と思いましたが、その時の状況を詳しく聞くようにしました。

・・・・・・・・・

グループホームでは、一人一人が自立をすることを目的にしているので、その方の能力の範囲で自分でできることはその方の能力の最大限は自分でやってもらうようにしています。

食器洗いもその一つで、スタッフが食器洗いまでやってしまうと、その方の能力を潰すことになるので、ご自身でやってもらっています。

そうすると、しっかり洗えている人もいれば、洗い残しができてしまう方もいます。

拭くのが苦手で水滴が残ってしまう方もいるのです。

そうなると、スタッフはその方の食器洗いを見守らなければなりません。

・・・・・・・・・・

この見守りが、「見張られている」と思われてしまっていたようです。

そこで私は、その入居者さんに、「その時のスタッフさんは、どこに立って見ていましたか?」と質問をしてみました。

そうすると、「後ろでずっと見ていた」とのことでした。

想像してみると分かると思います。

後ろから見ている=監視

になってしまっていたんです。

それからわたしたちのグループホームの研修資料には、『支援の立ち位置は、横並び』という項目が追加されました。

後ろから見守るというというのは、上下の関係になってしまいます。

横で見守ることで、横のつながりになります。

よって、一緒にやっているという意識にもっていけているような気がします。

そして、支援の立ち位置は、カウンセリングの時も重要だと感じています。

入居さんとの面談では、対面(正面)に席を作らず、ご本人の左右どちらかに席を作り、話を進めるようにしています。

そうすることで、緊張感や圧迫感のないカウンセリングができるものと考えております。

支援の立ち位置を決めることで、穏やかな日々が送ることができる。

少しの気配りですが、これからも実践していこうと思います。

今日の小林の頭の中でした。